新庄剛志監督率いる日本ハムが、お先真っ暗だ。4月18日のロッテ戦では2連続暴投で勝ち越しを許すなど、拙守で3連敗。ロッテ戦は開幕から4連敗と、ドン底だ。
打線も低調で、投打が全くかみ合わない状況に、新庄監督は自虐を交えて懺悔の言葉を口にする。
「毎日、考えながらやっているが、うまくいかないところは自分に責任がある。俺だけ枕を濡らしておく」
両リーグ最多タイの11敗を喫するなど、負けが込んでいるだけに、ファンも正直だ。4月15日、16日の本拠地エスコンフィールド北海道での西武戦の観衆は、いずれも2万人台前半。満員にはほど遠い状況だ。地元関係者も嘆くことしきりで、
「いくら球場アクセスが悪くても、土日のデーゲームでこの客の入りでは、球団も打つ手がない。札幌ドーム時代と比べて飲食店の単価が上がる中で、球団も新庄監督をあえて監督に据えたのは、エスコンフィールドの集客の起爆剤にしたかったから。それがこのザマでは…。これで指揮官が下を向くようなことがあれば、本末転倒もはなはだしい」
このまま負けを重ねてしまえば、新球場のご祝儀どころではなくなる。
「移転1年目にして、本当に閑古鳥が鳴いてしまう」
と本気で心配する関係者も多い。現状打破はかなり難しそうだが…。