芸能

田代まさしが東国原英夫に語った「薬物依存は刑務所に入れても意味がない」持論の是非

 そういえば今、何をしているのか。ラッツ&スターの元メンバーで、たび重なる逮捕でワイドショーを賑わせた、田代まさしのことだ。

 5月21日、元力士・貴闘力のYouTubeチャンネルに出演した田代は、2001年12月、2004年9月、2010年9月、2019年11月と、過去に4回も覚醒剤所持で逮捕されている経験から、

「反省はしていなくて、後悔はしているんですよ。もっと上手くやっていれば、捕まらなかったのに」

 依存症患者の一般論として、そう語ったのだった。

 5月17日には東国原英夫氏のYouTubeチャンネル「そのまんま宮崎」の動画「【裏取引?】田代さん!俺から買ったら捕まらないよ?神コラボ動画(後編)」に登場。ここでも薬物依存に関する持論を展開していた。

 逮捕と服役を繰り返したことについて「なぜまた服役に戻るんですか」と東国原氏に問われると、

「それは服役に対してじゃなくて、薬に対してだから、俺は」

 薬物依存の恐怖を強調した田代は、続けてこう言った。

「刑務所に入れたからって、薬物に関しては全く意味がない」

「刑務所に入れて治るんだったら、あんなに再犯率、高くならないから」

「刑務所入れました、終わりました、出しました、これじゃ治んないんだよ」

 依存症治療の難しさを、身をもって表現したのである。

 こうした田代の持論について、

「実体験に基づいた発言としては貴重ですが、根本的に間違っていると言わざるをえません」

 と指摘するのは、薬物問題に詳しいジャーナリストだ。続けて、

「彼の持論には『社会の治安維持』の観点が抜けています。精神状態の変化により、覚醒剤使用者が犯罪を犯すリスクが高まる可能性を踏まえると、厳罰は妥当。再犯率の高さを考えれば現状のシステムが機能していないのは間違いありませんが、それだけで『刑務所に入れる意味がない』と言うのは飛躍しすぎでしょう」

 この厳しい指摘を、田代はどう受け止めるか。

(川瀬大輔)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
3
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」
4
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで