11月6日、またも法律違反の薬物所持により逮捕された、元タレントの田代まさし容疑者。
「容疑は、8月23日に宮城県塩釜市の宿泊施設で、11月6日に杉並区にある自宅マンション敷地内で、それぞれ薬物を所持していた疑い。宿泊施設から、『薬物を使ったような痕跡がある』と通報が入ったことから宮城県警が内偵捜査を進め、自宅でも所持していたことから、現行犯逮捕に至ったとのことです」(社会部記者)
田代容疑者が逮捕されたのは、これで5度目。2度の服役を経ているだけに開いた口が塞がらないが、昨今は薬物依存者の支援団体「ダルク」のスタッフをしつつ、メディアでも薬物からの脱却の啓蒙活動を行っていた。
「今年7月にはNHK・Eテレの『バリバラ』にも出演し、薬物の危険を訴えていましたが、ギャグは絶好調だったものの、呂律が回っていないと他の出演者にツッコまれていましたね。宿泊施設で薬物を使用した跡が見つかったというのが8月ですから、NHK出演時は、すでに所持や使用をしていた可能性もあります」(夕刊紙記者)
加えて、こんな指摘もある。
「田代容疑者は今年6月から、ユーチューブチャンネル『ブラック・マーシー』を開設し、ここでも薬物の怖さや刑務所内での様子をネタにしており、登録者数も約5万8000人で評価も得ていました。ただし、これによってある程度の収入を得ていることから、動画配信は自分から“薬を買うカネは持っている”と言っているようなもので、売人に目を付けられやすい状況だったことは確かです。一度つながってしまった売人からはなかなか離れられず、いくら本人が断とうとしても忘れた頃にまた接近してくる。そんな誘惑に、今回も負けてしまったということでは」(アングラ誌記者)
同情の余地はないが、復活を賭ける場が足を引きずり込むきっかけを作っていたとすれば、虚し過ぎる。