新春早々、なんともうれしいニュースが海の向こうから飛び込んできた。市販の鎮痛剤で寿命が15%延びるというのだ。これで日本人の平均寿命も100歳になる!?
米カリフォルニア州・バック抗加齢学研究所での実験によって、一般的に販売されている鎮痛剤を投与されたイースト菌やイモムシなどの寿命が約15%も延びたという。
市販の鎮痛剤は種類も多く、眠くなったり胃炎を起こすなどの副作用も報告されているが、同研究所ではこのように発表している。
〈この実験で使用したのはイブプロフェンという成分を含んだ鎮痛剤。本来は頭痛や筋肉痛を和らげるために使うものだが、近年イブプロフェンの副産物的効果を調査するための研究が行われており、その一環の研究から今回の発見につながった〉
同研究所の実験では、単に寿命が延びただけでなく、一生を通して健康である期間も長くなったというが、イブプロフェンは、豪QIMRバーグホーファー医学研究所の実験では皮膚ガンの予防効果があることもわかったという。
今後もイブプロフェンに関する研究は活発になりそうだ。