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「アサ芸ギャンブル部」〈“ダービーオーナー”山本昌の競馬格言!〉(1)

 日本プロ野球界史上最年長のノーヒッターであり、一口馬主としてはシャフリヤールでダービーオーナーにも輝いた男、それが現・野球解説者の山本昌氏(58)だ。球界のレジェンドが考える競馬の魅力と馬券術を直球勝負で聞いた!

─選手引退後は馬券を買いまくりの人生ですか?

「いや、それがそうでもなくて。やっぱり土日は野球解説の仕事がありますから。1日、多くても3、4レースしか買いません。競馬だろうとボートレースだろうと、全レースやっていたら絶対に負けるでしょうし(笑)。でも一応、全レースの馬柱には目を通します。そこで、自分の理論に合う馬がいたら、そのレースを買う、というのが僕のやり方ですね」

─理論というのは?

「色々ありますが、必須なのは『1番人気が飛びそうなレースを買う』ということですね。荒れそうなレースで、穴馬を軸にして3連単マルチで勝負します。条件に合致しなければ、GⅠでも買いません。後は自分の出資している馬の応援馬券ぐらいですね」

─穴馬を選ぶ時の基準は何でしょうか。

「好きなのは、距離短縮や芝・ダート変わりで人気を落としている馬です。後は前走で大きな不利を受けていたり、高速馬場が得意でここ2、3走、やや重で成績が悪く人気薄だったり、評価の低い馬。当然、毎回当たるわけじゃないですが、競馬は『当たりすぎると負ける』と思っているんで」

─それはどういうことですか?

「実は始めた当初は、もっと人気馬から買っていたんですよ。でも、よく当たるわりに年間回収率は80%くらい。『このままじゃ、ずっと負け続けるな』と思ってました。それで5、6年前に、『トリガミ上等で広く買って、荒れた時に仕留める』今のやり方に変えたんです。レースによって厚く投資したりもせず、淡々と同じ額を張ってます。

 結局、本命馬を中心に買って3回に1回当たっても、投資の3倍の配当になることってあまりなかったんです。だったら、『5回に1回当たっても、配当が9倍、10倍になる方が勝てる』んだな、と。そうしたら年間の回収率もグッと上がりましたよ」

─厳選したレースで投資も一定ということなら、穴党とはいえ、痛い目を見ることも少なそうですね。

「どちらかと言えば『取り損ねた!』という経験が多いですね(苦笑)。いちばん失敗したのは『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)にゲスト出演させてもらった時のこと。その日はWIN5をやろうと思って、競馬新聞に自分で買い目の印を打っていたんですよ。でも、リハーサルの時間を失念していて、結局、買えなかった。本番が始まったら、僕が印を打った馬ばっかり来る(笑)。

 途中、12番人気の馬も来たりして、最後のレースは1.5倍の馬が飛んで8番人気でした。的中者が5、6人で、払い戻し金額は確か8000万円ぐらいでしたね。『もう少し早く買えていれば‥‥』とガックリきましたよ(苦笑)」

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