「亀田が勝てない相手じゃないんでね。『なんでもっといかないの?』って話だけじゃないですか。今回、再戦やって負けたら、これは引退でしょ。そりゃあ、そんぐらいの腹はくくってるでしょ」
ボクシング元世界2階級制覇王者でIBFフェザー級4位の亀田和毅と、同級2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)の再戦の可能性が浮上。YouTubeチャンネル〈渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則ぶっちゃけチャンネル〉で冒頭のように、元世界2階級制覇王者・畑山隆則氏が辛口エールを送った。
亀田とドラミニがIBF世界フェザー級2位決定戦で拳を交えたのは、昨年10月7日だった。これに亀田は1-2の判定で敗れるも、今年3月31日の興行において、「負ければ引退」を懸けての再戦が発表された。
ところがIBFは、同級2位のドラミニと、3位アーノルド・ケガイ(ウクライナ)とのIBF世界同級挑戦者決定戦を指令し、ドラミニがこれを選択。再戦は消滅し、急きょケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)と対戦した(亀田の5RTKO勝利)。
そしてこのたび、7月13日に予定されていた試合をケガイがキャンセルしたと、和毅の兄であり、ボクシング興行「3150ファイト」のファウンダー・亀田興毅氏が自身のXで報告。7月28日の滋賀ダイハツアリーナで再選の可能性が濃厚になってきたのだ。畑山氏が語る。
「今度負けたら引退した方がいいよ、ハッキリ言って。この程度の相手に2敗もしてるようじゃ、話にならんもん。世界チャンピオン目指すなら」
興毅氏は「和毅は持ってるかもしれん」と鼓舞。ビジャヌエバ戦後に「世界、それしか見えていない」と、どこまでも頂点を見据える亀田が引退を懸けた大一番で勝利すれば、確かに「持ってる」ことになるのだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)