とにかく「負けず嫌い」であることは間違いない。
テレビ東京の池谷実悠アナが話した、過去のアイドルオーディションに対する恨み節に、視聴者はそう確信したようだ。
6月8日に放送された「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」には、池谷アナのほかに、元櫻坂46のキャプテンで女優の菅井友香がゲスト出演。番組では、池谷アナと菅井に2つの共通点があると紹介した。
その共通点とは、野球場でビールの売り子をしていた経験があるということと、欅坂46(現在は櫻坂46)の一期生オーディションを受験していたということ。菅井は池谷アナが欅坂46の一期生オーディションを受けていたことは初耳だったようで、「すごい!」「あの場に一緒にいたってことですか?」と、驚きのリアクションを見せた。
そして、この話題に興味津々となってしまった菅井は、最終審査までいたのかと質問攻勢をかけたのだが、池谷アナは「三次(審査)まで…」と、恥ずかしさからかうなだれてしまった。
ところが、これが池谷アナの負けず嫌いの導火線に火をつけてしまったのだ。
池谷アナは「アイドルになりたかったというよりは、目立つことがしたかった」と、欅坂46のオーディションを受けた理由を説明したが、以降はオーディションを受けていない。それについては、「私、嫉妬深いんで、1回ダメって言われたところに行くのは絶対にイヤだと思って」と、周囲がツッコみづらい「マジ」な空気を漂わせた。
さらに池谷アナは、自分より人気のあるアナウンサーのSNSをミュート(非表示設定)したり、自分が落選した欅坂46を素直に応援することはできなかったなど、次々と素顔を暴露した。プライドの高さと負けん気の強さをフルスロットルにした状態で、「ほんと悔しくって、(欅坂46の活躍は)見ることができなかった。ミュート!」とぶちまけ、笑いを誘ってはいたが…。
エンタメ誌ライターがこの発言について、「本当に嫉妬心が露わになったエピソードがある」と後押しする。
「池谷アナといえば、20年9月に元同局アナウンサーの森香澄とのアナウンス室での会話音声が流出した騒動で、好感度を大きく落としました。その会話音声では『あの子たち(乃木坂46や欅坂46)は毎日、踊ってるだけだからね、こんなこと言ったら悪いけど』という森の発言が確認されましたが、池谷アナは『そう。本当にそう。写真撮られて、歌うたってぇ』と、まるで坂道アイドルたちを小馬鹿にしたような感じで同調していました。それだけ、オーディションで落選させられたことを恨んでいたのでしょう」
とはいえ、今回のミュート発言はリップサービス的なところも見受けられた。アナウンス室での顛末は、森が大学(東京女子大学)の1年先輩だっただけに、その発言に乗っていくことも必要だったはず。
今年3月に結婚を発表した池谷アナがオーディションを通過できなかった理由を、菅井は、「キレイすぎたんだと思います」と困惑気味にフォローしていたが、立場的にもそろそろ負けん気を少し抑えて、アナウンサーの立場から人気者たちを応援しても罰は当たらないと思うのだが…。
(権田力也)