スポーツ

【28億円の費用対効果】レッドソックス吉田正尚「トレード要員」で「先発投手との交換を画策中」

 メジャー2年目の吉田正尚の他球団へのトレードが、秒読み段階に入った。レッドソックスが年俸の一部を負担するという条件を付けて、交換要員探しに躍起になっているからだ。

 吉田は左手親指の付け根を痛めで負傷者リスト(IL)入りしているが、6月9日、傘下の3Aウースターの一員として、ロチェスター戦に「2番・指名打者」で先発出場。3打数無安打だったものの1四球を選び、フル出場した。再び痛みが出なければ、早ければ14日にもメジャー復帰する可能性が出てきたが、置かれている立場は微妙だ。メジャーリーグの取材に携わるスポーツ紙記者が、現状を解説する。

「吉田が離脱している間、チームは健闘している。ア・リーグの東地区はヤンキースが好調ですが、レッドソックスはワイルドカードでポストシーズンに出場できる可能性を残していますからね。ただ、いかんせん、先発投手が足りない。吉田を交換要員として、計算できる先発投手を獲得したいでしょうね」

 吉田は守備面の評価が低く、今季はDHでの出場が増えている。打ちまくれば問題はないが、離脱前は24試合で打率2割7分5厘、2本塁打11打点。出塁率と長打率を足したOPSは.736と、高い数字を残していない。さほど長打力のないDHに年俸約28億円では費用対効果が悪い、との声も出ている。メジャー事情に詳しいスポーツライターも、

「2023年オフに新たに就任したクレイグ・ブレスローGMは、お金にはシビアなタイプ。俊足巧打の27歳、ジャレン・デュランが外野手として使えるメドも立った。年俸総額を削減する意味でも、年俸の高い吉田は放出される可能性が高いですね」

 近々、メジャー復帰することになるだろうが、そのまま名門チームの一員としてシーズンを全うできるかどうか、実に怪しいのである。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」