「あさイチ」(NHK)を6月17日の放送から欠席していた、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーが20日、MCに復帰した。
どうやら、一部でささやかれていた「おめでた」説ではなく、体調不良だったようだ。
ところで、この日は直前に放送された連続テレビ小説「虎に翼」で、主人公・佐田寅子の母・猪爪はる(石田ゆり子)の最期が描かれたことで、視聴者は涙…。その流れのままスタートした「あさイチ」には、やはり寂しい雰囲気が漂っていた。
はるが亡くなってしまったことで、MCの博多大吉は「早いよ…」と感想をもらし、鈴木アナは「今週ってちょっと知らなかった…」と戸惑いの表情を見せた。
一方で、視聴者からは画面の右側に鈴木アナが戻ったことで、「朝ドラの悲しい気分が少し和らいだ」といった声が上がっている。
博多華丸と大吉の2人から「お帰りなさい」と声をかけられた鈴木アナは、「いいんです、私のことは」と照れ笑い。この日に限って、コンタクトレンズが見つからず眼鏡姿で登場した大吉に対して、笑いがこらえられない様子を見せた。これが、さらに視聴者を元気づけたようだ。
テレビ誌記者が語る。
「番組を3日連続で欠席して視聴者を心配させた鈴木アナでしたが、無事に体調が戻ったように見えますね。欠席中には17、18日は近藤泰郎アナが、19日は佐々木芳史アナが代役を務めました。17日の番組開始時には、大吉から『悪い魔法使いに魔法をかけられて…』と、鈴木アナが近藤アナの姿に変えられてしまったというジョークが飛び出しましたが、思ったよりも早く魔法が解けてよかったですね」
鈴木アナといえば、2018年10月から11月にかけて、体調不良のためキャスターを務めていた「NHKニュース7」を欠席。その後は復帰するも、産休・育休のため翌19年3月いっぱいで同番組を降板している。
そんな過去の経緯から、視聴者は「おめでた?」と早合点してしまったようだ。「虎に翼」の今後の展開とともに、鈴木アナの元気な姿を見守っていきたい。
(石見剣)