7月2日、2024上半期タレントCM起用社数ランキングが発表された。
「ニホンモニター」によると、堂々の第1位は川口春奈で21社。2023年王者の川口が見事に連覇を果たし、CM女王として業界に君臨していることを知らしめた。
2位は15社の賀来賢人(2023年は12社で4位)、2023年に16社で2位だった芦田愛菜が14社で3位と、やはり上位をキープしている。
以下、4位には11社で広瀬すずや吉岡里帆のほか、2024年下期のNHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロインを務める橋本環奈と、2025年上期の「あんぱん」ヒロインの今田美桜が並んでランクインした。
この中で、橋本は昨年から1社増やしたが、今田は昨年の15社から大きく減らしている。来年の朝ドラ主演で、再び上昇気流に乗れるのか注目したい。
また、高橋文哉、新しい学校のリーダーズ、女性ダンスグループのアバンギャルディ、韓国のガールズグループ・NewJeansらがCM起用社数を増やして注目度を高めている。その一方で、毎年CM数を減らし続けている有名美女がいると、芸能記者は言うのだ。
「本田翼です。本田は2022年には芦田愛菜の17社に続き、川口春奈と並んで2位の16社でした。ところが、昨年は8社と大幅に起用社数を減らし、今回発表された2024年上半期は、ランクインしている7社以上の起用があるタレントの中から、その名前がついに消えました」
この急失速について広告代理店関係者に理由を聞いてみると、
「本田が昨年CM数を激減させた理由の一つに、30歳を過ぎたという年齢があります。若くてフレッシュなタレント起用を求めるCMスポンサーのニーズから、離れつつあるわけです。また、2022年10月期の主演ドラマ『君の花になる』(TBS系)が惨敗に終わったことは大きいでしょう。その後のCM起用が減ったことと無関係ではありません。それでも失速感はかなり速い印象で、少し心配ですね」
昨年、本田が出演した連ドラは、ヒロインを務めた「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(テレビ朝日系)の1本のみ。今年は4月期こそ、その続編となる「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(テレビ朝日系)と「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の2作品に出演したが、女優としては崖っぷちに立たされているといっても過言ではない。
それどころか、この4月期ドラマ2作品について、本田はほとんどSNS発信していない。だが、インスタグラムにはモデル撮影時のオフショットは頻繁に投稿しており、決してSNS投稿が苦手なわけではないことから、「女優業に興味を失っているのではないか」という声が、まことしやかに囁かれているという。
このままCMが減り、女優業にも限界を感じているとしたら、お茶の間で「ばっさー」を見る機会は激減する一方だろう。
(石見剣)