酔っ払っての赤裸々トークが売りの「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)ならともかく、テレビでタレントが飲酒することは少ない。旅番組でも昼から飲むことはなく、夕食時にたしなむ程度。だが、千原ジュニアは「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」(テレビ東京系)で、昼夜を問わず旅の途中でグイグイいくことで有名だ。案の定、7月6日放送の「土曜スペシャル」では、真っ昼間から酒を楽しんだ。
1日目、青森県の酸ヶ湯温泉でひとっ風呂浴びたジュニアは、タクシーを待つ間に生姜味噌おでんをつまみに、地ビールを飲んだ。ゲストのラッパー・呂布カルマも地ビールを堪能。仲良くご機嫌な姿を披露した。
ところが2日目のホルモン焼きの店では、ジュニアが生ビールを飲んだのに、呂布はウーロン茶を注文。お酒を口にしなかった。この時の様子についてテレビ誌記者は、
「呂布はお酒が苦手ということはなく、むしろイケるクチ。Xの投稿で、よく飲むと明かしています。そんな強面ラッパーがソフトドリンクで我慢したのに、ジュニアはなんのためらいもなく、ビールをグビグビと飲みました。乾杯の時に呂布が『ここでも飲むのか…』という顔をしたのが印象的でしたね。ジュニアがだらしないというより、ホルモン焼きというお酒に合う料理を食べたのに、飲酒を我慢した呂布の精神力がすごいのかもしれません」
旅の途中での堂々たる飲酒には批判もあるが、むしろそれがジュニアの魅力である、との声は少なくない。これからもどんどん飲むのだろうが、ゲストを呆れさせることがない程度にしてほしいものである。
(鈴木誠)