芸能

今年は旧ジャニーズ勢を追放しても打ち切りにはできない「24時間テレビ」の「カネ集め」舞台裏

 夏の風物詩「24時間テレビ」が今年も日本テレビ系列で8月31日から9月1日に放送される。ただ、内容は大幅に変更される予定で、1978年の第1回から使われてきた番組テーマ「愛は地球を救う」を廃して「愛は地球を救うのか?」にチェンジ。

 一部報道によれば、旧ジャニーズ事務所から毎年、メインパーソナリティーを出していたのだが、今年は起用が見直しされる方向となる。2023年度までKing&Prince、嵐、KAT-TUN、TOKIO、Sexy Zone、V6、Hey!Say!JUMP、関ジャニ∞、NEWSらが20年超にわたって担ってきた「ジャニーズ枠」が消滅する。日本テレビ関係者が事情を明かす。

「番組の特性上、スポンサーに配慮した形となりました。ジャニー喜多川氏による性加害問題が完全に解決していないためです」

 番組をめぐっては、系列の「日本海テレビ」経営戦略局の局長が寄付金1100万円あまりを着服していたことが明るみに出る不祥事が発生した。全額弁済されたものの、「24時間テレビ」の存続が危ぶまれる事態に発展していた。前出の日本テレビ関係者が語る。

「日本テレビにとっては一大イベントで、ドル箱の大型番組です。協賛する日産やイオン、住友生命、東洋水産といった有名企業からの巨額広告出稿が多く、営業サイドには欠かせない。打ち切りということは考えられませんね」

 福祉業界にとっても、なくてはならない番組だといい、

「行政が行き届かない難病や補助犬、障害者、福祉車両などへの手厚い支援を、寄付を通して行っているので、実は社会的貢献度は極めて高いんです。番組によって助けられている弱者は、非常に多いですよ。近年、番組への批判は大きくなっていますが、毎年10億円近い寄付をたった2日間で集めることができるイベントは、世界的にも稀です」(放送作家)

 毎年、放送のたびに賛否両論が巻き起こる超大型番組。それだけ注目を浴びる存在ということだろう。

(田中晃)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き