7月26日開幕のパリ五輪まで10日あまり。出場する選手たち同様、現地で中継などに携わる報道陣の出国ラッシュは、間もなくピークを迎える。五輪関係者が言う。
「すでに男女バレーボール、バスケットボール選手が直前合宿地に向けて出国しました。報道陣は担当競技の出国に合わせて連日、朝6時台に羽田空港のANA、JALの搭乗手続き場所に陣取って取材しています。競技によってはフラッグキャリアがスポンサーに入っており、席はビジネスクラスとかなり優遇を受けて、快適な移動をしていますね」
その一方で、経費削減と円安の直撃によって、報道陣は日本の航空会社を使っていないところが大半を占める。
「乗るのはエールフランス一択ですね。理由は値段が日本の航空会社よりも安いから。往路は片道14時間飛び、エコノミーに押し込まれます」(五輪中継関係者)
普段は蝶よ花よと扱われる、在京テレビキー局の女子アナも同じだ。
「現地で番組を担当する女子アナは開幕約1週間前に出国を予定していて、すでにNHKと民放テレビ局の人気女子アナが呉越同舟することが有力です」(前出・五輪中継関係者)
空港の搭乗手続きや狭い機内でケンカにならなければいいが…。