「少なくとも彼は興毅、大毅、和毅の3人を(世界)チャンピオンにしているわけだから。そんなトレーナー、日本に1人もいません」
ボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏が自身のYouTubeチャンネル〈細川バレンタイン/前向き教室〉でリスペクト発言をしたのは、亀田3兄弟の父親・史郎氏についてだ。史郎氏は現在、次男・大毅氏が会長の「KWORLD3ジム」でトレーナーの職にある。
ゲストに招いた長男・興毅氏(現「3150FIGHT」ファウンダー)が、史郎氏が言ったとされる三男・和毅の実力について触れたところ、細川氏が思わず膝を叩いて苦笑いする展開に。
「ボクも正直、やっぱりロペスと和毅っていうたらロペスが若干、強いかなって思ってるんですけど、親父は100%和毅が勝つって言うてます」
ロペスとはIBF世界フェザー級王者で、3度の防衛を重ねるルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)だ。
来る8月24日、IBF世界フェザー級3位の和毅と同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)の、IBF同級挑戦者決定戦が行われる。2人は2023年10月7日に対戦し、和毅が1-2で判定負け。8月の再戦で勝てば、ロペスへの挑戦権を得る。
興毅「今の和毅は進化してる。ロペス? そんなん言うとくけど、和毅の相手とちゃう」
細川「お父様が、ロペスにも和毅、絶対勝てるって言うぐらいだから、ドラミニぐらいは一蹴してくれるってことでしょ。ドラミニに勝ったとしても、どっこいぐらいの試合してたら、そういうところ(世界挑戦レベル)にいないと思うよ」
興毅「親父、言うてましたよ。ドラミニなんか正直、相手にならん」
振り返れば史郎氏は、5月6日に行われたスーパーバンタム級4団体統一王座・井上尚弥とルイス・ネリ(メキシコ)の戦前予想を「ネリ勝利」と公言。結果は井上の6回TKO勝利と、外れてしまった。
さて、和毅のスカッとした勝利を目にすることはできるか。
(所ひで/ユーチューブライター)