スポーツ

亀田興毅の過激キャラは父・史郎の「演出」衣装も髪型も強制だったアピール苦労の過去

 元プロボクシング2階級王者の亀田大毅氏と父でトレーナーだった亀田史郎氏が「かまいたちの知らんけど」(MBSテレビ)に出演。長兄・興毅氏は現役時代、ビッグマウスで知られたが、これが史郎氏による「演出」だったと明かしていた。

 史郎氏は、興毅氏のデビュー戦を振り返り、

「現金くれへんからジムは。チケット売らなあかんから。『ファイトマネーデビュー戦1000万円 大型新人!』って載ったけど、チケットで持ってこられた。1000万円ちゃうやん。売れへんかったら紙切れやん」

 と手売りで全部売りに行っていたことを告白。

 そんな状況だったために、当時は世間に広く知ってもらうために興毅氏に過激なビッグマウスのキャラを演じさせていたといい、

「なんやこいつ、クソ生意気やなって思われてもいいから、とにかくアピールせい! いろいろやっていけ! と言って興毅とずっと練習しとったんや」

 と回顧。記者会見をする際は史郎氏が記者役になってシミュレーションし、当時は喋れなかった興毅氏を特訓。衣装も髪形も全て史郎氏が決めてプロデュースするという徹底ぶりで、大毅氏も「総監督やから」と表現していた。

 かまいたち山内健司から「ボクサーの方で食えるライン」を聞かれ、史郎氏は「世界チャンピオンでも食えてない」と返答。大毅氏は今、食べれているのは井上尚弥、村田諒太(引退)、井岡一翔ぐらいとした。ボクシング界は収入面も厳しいようで、それだけに自己プロデュースも必要なのだろう。

(鈴木十朗)

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