「何がなんでもショートをお願いしたい!」
巨人党のそんな切なる声が相次いだのは、メジャーリーグ3Aから巨人に新加入したココ・モンテスの近況を告げた、スポーツ報知のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉だ。スポーツ報知の水井基博デスクがこう口火を切る。
「モンテス選手がね、どこを守るか。スポーツ報知を見ている限りだと、ショートに自信を持っているそうなんですが」
そして巨人・矢野謙次打撃コーチの「(体が)前にいかずに、軸足で粘れているのがいいね」との評価を紹介。今季、途中加入したエリエ・ヘルナンデスが打率3割2分2厘と好調だけに(7月17日時点)、モンテスへの期待も俄然、高まるのだ。
今季、正遊撃手として開幕を迎えた2年目の門脇誠は、打撃不振からレギュラーを外れることがたびたび。7月16日の阪神戦では、1回二死満塁で右飛、3回一死満塁で空振り三振と、2度も訪れた好機で凡退した。さらに8回無死では犠打を決めることができず、見逃し三振に倒れるなど、再三のチャンスをフイにした。阿部慎之助監督も不満タラタラで、
「ヒーローになりたくないのかな。あんまり言いたくないけど『何が何でも』みたいなのが見えない。そういう姿を見せてほしいね」
そこで動画視聴者から届いたのが、冒頭の願望だったわけだ。
門脇はこれからの選手。だが成績次第では、モンテスに取って代わられるのが勝負の世界。モンテスにはぜひ、その名にちなんで「ココ一番のチャンス」での活躍に期待したい。
(所ひで/ユーチューブライター)