阪神でエース格に急成長した才木浩人のインスタライブに、突然の「乱入者」が発生した。
才木は今季ここまで16試合に登板し、4完投を含む112回1/3を投げて、防御率1.20はリーグ2位。98奪三振はリーグトップと、圧倒的な成績でチームを牽引している。ただ、直近4試合は味方の援護を得られず、勝利から見放されている状態だ。
もっとも、本人はしっかり自分の役割をこなしているという自負があるのか、プライベートではかなりリラックス。7月18日には自身のインスタグラムで生配信をスタートさせ、ファンとの交流を楽しんだ。
ところがそのインスタライブに突如として、メッツで故障者リスト入りしている元チームメイトの藤浪晋太郎が乱入。「炎上させにきました藤浪です」と大暴れしたのだ。タイムラインには一時、「ぶっちゃけどんでんどーなん」「おーん」「そら、関係ないからやりたい放題よはっきり言うて」「どんでんほんまは裏でなんてよばれてるん?」などと、岡田彰布監督をイジる藤浪のコメントでカオス状態に。
才木と藤浪は高卒で入団し、長身右腕と共通項が多い。阪神では4年間ともに戦った、いわば師弟関係にある。才木はファンからの「藤浪さんって後輩目線でどんな人ですか」という質問に「しょーみただのいい人そして欲しがり」と回答するなど、親密さが垣間見える。
最近、なかなか勝ちがつかない才木を励ますため、藤浪は生配信に乱入したのだろう。才木も嬉しかったようで、いい気分転換になったのではないか。
もっとも、ファンにしてみれば、今や阪神の看板投手として大活躍している才木よりも、負傷者リスト入りしてクビ筋が寒い藤浪の方が心配の種だろう。一部のファンからは「ウザ絡みするな」と手厳しい声が上がるが、わざわざ才木の生配信を狙ってくるのは、意外な余裕のなせるワザなのか…。
藤浪の「おーん」というコメントに、「今、阪神いないからって何でもありやな、この人」と大笑いだった才木。次回の登板では気分一新、快投を見せてくれることだろう。
(ケン高田)