芸能

フジモンだけは許せない!「当て逃げ」と「闇営業」視聴者の拒絶反応がなぜここまで違うのか

 昨年10月、都内で当て逃げ事故を起こし、今年2月まで芸能活動を自粛していたお笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史が、視聴者を不快にしてしまった。

 活動再開後に出演したバラエティ番組での出演態度を共演した芸人からツッコまれることがザラという藤本だが、おかげで活動再開からまもなく半年という今でも、テレビ画面に藤本が登場することに視聴者が不快感を抱く事態が続いている。

 7月16日に放送されたバラエティ「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では、過去に何らかの不祥事を起こした芸能人を集結させた令和の新ヒーロー「超反省 ヤラカシタ―ファイブ」が登場。番組は盛り上がったわけだが、藤本はそのリーダー格である〝ヤラカシターレッド〟としてセンターポジションを務めた。

 しかし、初っ端から視聴者は「やりすぎ」だと感じたようだ。エンタメ誌ライターが説明する。

「藤本は登場時に『車で当て逃げしてしまい超反省』といった紹介を受け、高らかに『ヤラカシターレッド』と宣言して、車のハンドルを握るポーズを決めました。また、19年に闇営業問題で謹慎処分を受けた〝ヤラカシターブルー〟担当の田村亮(ロンドンブーツ1号2号)の場合は、反社の会合で花束を贈呈したと報じられたことから、この日は花束を贈呈するような動きをしたりと、それぞれのヤラカシを象徴する印象的なポーズを決めていました。まさに悪ノリ企画ですが、残念ながら藤本に対する批判が圧倒的に多いのです」

 なぜ藤本と田村への反応に、明暗が分かれたのか。視聴者の声をまとめると、田村は謝罪会見をしっかり行ったことが大きい。会見では頬もこけ、憔悴しきった状態で号泣していたことで世間に反省が伝わり、同情する声すら上がった。

 一方で藤本の場合はそれとはまったく逆で、ヤラカシを笑いにしてる場合じゃない、というわけだ。だが、前出のエンタメ誌ライターがその点を少し擁護する。

「公の場で謝罪会見こそ行っていないものの、藤本は活動を再開させるにあたり、コンビのYouTubeチャンネルでスーツ姿で謝罪しました。まったく反省していないわけではありません。ところが、バラエティ番組では落ち込んでいる姿を一切見せて来なかったため、他のヤラカシ芸人たちと比べて『反省していない』と断定する人が多いのです」

 実際、11日に放送されたバラエティ『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、自粛期間中の5カ月は暇だったため、反省しながらダンスを練習していたと藤原はぶっちゃけていた。

 その日は練習の成果とばかりに、藤原はTikTokで9億回再生を突破した女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の話題曲「私の一番かわいいところ」を完コピで披露した。ところが、その生き生きと踊る姿に共演者の「さらば青春の光」の森田哲矢が「全然、反省してないやん」と、ツッコむ展開があった。

「本人は反省しているはずです。ただ、番組を盛り上げるための同業者のツッコミなどを視聴者が真に受けている可能性は高いですね」(前出・エンタメ誌ライター)

 芸人としてプロに徹する藤本の態度が許され、そして受け入れられる日は再び訪れるのだろうか…。

(権田力也)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨大怪物ザメ「メガロドン」を食い殺した「地球最恐の肉食クジラ」狂暴伝説
2
【独占インタビュー】「虎に翼」でブレイク…山﨑翠佳「高校3年生で妊娠の少女」俳優人生を決定づけた主演作の現場
3
【緊急】中日に「異常事態」発生!退団即呼び戻し&指導経験ゼロの「球団広報」がコーチ就任って…
4
野人・岡野雅行が学んだウソのような高校の実態「これは刑務所か軍隊か」地獄の日々
5
【場外激突】フジテレビを「日本シリーズ出入り禁止」にしたNPBの横暴にスタッフ怒髪天!