─パチンコで勝つために何かしていることは?
「〝お笑い〟という目に見えないものを扱う芸人の私としては、データではない部分で勝つ方法を見つけたいし、頑張りたいと思っていて。まあ、オカルト的なものなんですけどね」
─具体的に教えてもらってもいいですか?
「今は〝開運フード〟をいろいろ試しています。そういうことをよく知っているボルサリーノ関さん(53)という先輩の芸人さんに、その日、運気を上げる食べ物を聞くんです。ゴマや鶏肉だったりするんですけど、それを食べてから打ちに行くようにしています。で、食品ごとにその後の収支を書きとどめておいて、調子がよかったら勝ち残り、みたいに食材をトーナメント形式で戦わせています(笑)。今のところ野菜サラダが一番多くて、4回勝ち上がっています。
あと、今アツいのは、実戦中にお昼ご飯休憩を取って、お寿司を食べに行くことです。私、プライベートではお昼ごはんを食べずに打ち続けるんですけど、ある実戦番組で、午前中、私も共演者さんも全然ダメだったから、スタッフさんが気を遣ってくれて、ホールの隣にある回転寿司チェーンでお昼休憩を取ったんですね。そうしたら、午後は2人とも大爆発しまして(笑)。その後もお昼にお寿司を食べて5連勝しました」
─いくらオカルトといっても、ある意味、データの裏付けもあるんですね。
「今のパチンコで勝つために重要なのは、ラッシュに入れて、そこから簡単に抜けないことだと思うんですよ。だからそのあたりは努力していますね。ラッシュ中にリーチがなかなかこないな、と思ったら、がむしゃらに回すんじゃなくて、いったんデモ画面に戻して『台を冷やす』ことも重要だと思います。
そして、どのタイミングで打ち出すのか。私は『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ(Bisty)が大好きなんですけど、『エヴァ』だとデモ画面中の青い炎がボッと光る時に打ち出しています。これもオカルトですけど、だからこそ、成功体験の多いやり方を積み重ねて、自分のスタイルを構築して固めるのがいいと思うんですよね。
でもこれは、すべての機種に通用するわけではなくて。機種にはそれぞれの個性がありますから、それらと向き合って、見極めていくしかないんですよ」
─とても真摯にパチンコと向き合っている感じがしますけど、勝率の方はいかがでしょうか。
「収支をキッチリつけているわけではないので正確なところはわかりませんけど、実戦番組に限って言えば勝っていると思います。プライベートでは、結婚して、大さんと一緒に打つことが増えてから打ち終わる時間を決められるようになったので、勝って帰れる日が増えた気がします。やっぱり、ずっと打ち続けるのは負けにつながりますからね。それもわかっているんですけど、1人だと楽しくて、つい追いかけちゃうんですよ。そういう意味でもいい主人です(笑)」
─ご夫婦やご家族と一緒に楽しめるのは、素晴らしいですね。
「そうですね。独身の時も家族が一緒に打ってくれていましたし、パチスロにずいぶん入れ込んで、負けが込んでた私を『海(物語・SANYO)なら大丈夫よ〜』ってパチンコに戻してくれたのも母でしたし。
それに芸人だからパチンコ店に行ったり、パチンコの話をしても、まったくとがめられないので、それもいいですね。普通の仕事だと、そうもいかないでしょうし。いい家族、いい仕事を選んだな〜、ってつくづく思っています」