3度の三冠王に輝いた野球解説者・落合博満氏が、なんとも意外な「趣味」を明かしている。
落合氏は2004年から2011年まで中日の監督だったが、自ら参謀として招いたのが森繁和氏。リーグ優勝4回、日本一1回の黄金時代を築いた。
現役時代は1978年に、落合氏がドラフト3位でロッテに、森氏はドラフト1位で西武に入団。自身のYouTubeチャンネル〈【公式】落合博満氏のオレ流チャンネル〉で、落合氏が語ったところによると、
「別のチームなんでね、そんなに交流っていう交流はなかったけれど、西武球場でホームラン打ったらレオ人形もらえるっていうんでね…」
レオ人形とは、獅子をかたどった西武のマスコットキャラクターのぬいぐるみだ。落合氏が続ける。
「でも自分のチームだけなんで、俺らはビジターで行ってホームラン打っても、もらえなくてね。それで森繁に『お前、あのレオ人形、1個くれよ。1個くれたら、お前からホームラン打たねぇから』ってことで、1個レオ人形もらって…っていう程度かな」
では実際にホームランを打たなかったのかといえば、
「でも打ったみたいよ。打った記憶ないんだけど、打ってるみたい」
それにしても、落合氏がレオ人形を欲しがった理由は何か。長男の誕生日プレゼントにしたかったから、とも考えられるが、その誕生日は1987年8月20日。落合氏はこの年から中日に移籍している。交流戦のない時代ゆえ、森氏との対戦はない。
では、信子夫人へのプレゼントなのか、単にあのキャラクターが好きだったのか…。
それにしても、「オレ流政権」を8年間支えた名参謀との交流の始まりが「レオ人形」だったとは…。
(所ひで/ユーチューブライター)