芸能

小倉優子が同世代ママの共感を勝ち取った「2回目の離婚」と「こりん星」復活/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

 日本には「災い転じて福となす」という諺があるが、芸能界で言うならさしずめ、小倉優子がそれにあたるのではないだろうか。

「こりん星から来たりんごももか姫」というキャラでデビューした小倉が、ヘアメイクアーティストのA氏とオアフ島の教会で挙式したのは、2011年10月10日。その3日前に都内で行なわれた結婚記者会見では、プロポーズは1年前だったと明かされた。

 A氏がサプライズで買ってきたケーキに「結婚しよう」と書かれてあり、クッキーの台座の上に指輪が置いてあったとして、

「わ~って喜んで『お願いします』って言いました。結婚する時はこの指輪が欲しいってずっと前から思っていた、ハート型の指輪だったので、すごく嬉しかった」

 周囲も赤面するオノロケを披露したのだが、2人は長男と次男をもうけた後、2017年3月に離婚することになる。

 原因はA氏の浮気で、小倉は第2子を妊娠中。浮気相手が小倉と同じ事務所の後輩女優だったことで、小倉は激怒した。

「A氏は着の身着のままで家を追い出された、と聞いています」(スポーツ紙芸能担当記者)

 だが、あの美貌を世の男たちが放っておくはずもなく、翌2018年12月に歯科医師のB氏と再婚し、2020年に第3子となる男児が誕生した。そして2022年7月27日、小倉がインスタグラムを更新すると、

〈子育て、仕事と努力を重ねて参りますので、温かく見守っていただけましたら幸いです〉

 として、またまたB氏との離婚を発表することになったのである。

 当時、小倉は「ママタレNo.1」としての地位を確立する一方、料理教室で鍛えた腕を生かした料理写真をアップしたり、お受験で子供を有名私立に合格させたり。その生き方には「完璧すぎて疲れる」との声が多かった。働く母親たちに敬遠される部分があったのだ。

 とはいえ、その評価はいつしか変化していく。第三子を妊娠中にメディアでさんざん離婚危機が報じられ、夫婦関係が破綻していてもなお、ママタレとして仕事を全うしようという姿に、敬遠していた子育て世代の若い主婦層が共感するようになったのだ。

「つまり、私生活が暴露されたことで、その人間性が明らかになった。災い転じて福…と言うべき状況でした」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)

 そんな小倉は今年5月15日の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)で、2度目の離婚について赤裸々に語っている。離婚後の心境を聞かれると、

「2回目の離婚の後はけっこう落ち込んで。もう元気なんですよ。ただ、心の奥の『ドーン』っていう『ギュー』みたいな気持ちはまだ消えなくて。それはこれから時間をかけてなのかな」

 最初の離婚とは全く違うのだとして、複雑なホンネをこう説明したのである。

「多分、自分からサヨナラを言ったのと、サヨナラを言われた違いなのかもしれないです。(離婚によって周りの人間が)ツッコミづらい感じがするかも」

 そして現状を打破するため、かつての「こりん星からやってきた…」というキャラクター復活を示唆。懸命な「扱いやすいタレントでいたい」「子供たちのために頑張りたい」という姿勢が、同世代のママの共感を獲得することになったのである。

(山川敦司)

1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

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