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西武ライオンズ大型新人の「懲りない素行」裁判証言に〈あきれる〉で大炎上/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」

 千葉国際高校(現・翔凜高校)2年生時に夏の甲子園・千葉大会で、先頭打者から連続奪三振。3年生時の春季県大会では5試合で40回を投げて47奪三振、防御率0.00を記録し、「房総のダルビッシュ」と言われたのが、相内誠だった。

 その後、2012年10月のドラフトで西武に指名され、11月には仮契約。背番号41が用意されていた。

 ところが翌12月、深夜の東京湾アクアラインで、仮免許運転違反と速度超過の容疑で千葉県警に摘発され、高校側から無期限謹慎処分を受けることになる。入団手続きは一時凍結となり、予定されていた新人入団会見への欠席を余儀なくされた。

 西武としては学校側の謹慎処分もあり、入団凍結状態を継続していたものの、翌年3月の謹慎解除を受けて4月に改めて入団会見を開き、支配下選手登録した。その際、背番号は41から71に変更。年俸は当初の700万円から630万円に減俸された。

 だが、相内は懲りていなかった。2014年1月に、未成年での飲酒・喫煙が発覚。6カ月間の対外試合出場停止等の処分を受けた。9月には1軍登録されるも、1軍での初登板初先発となった楽天戦では2回2/3を投げて4失点で敗戦投手に。

 翌2015年は1軍で投げることはなかったが、2軍では22試合に登板。12勝7敗の成績で、リーグ最多勝利投手に輝いた。

 これでようやく「更生」するかと思われたが、やんちゃ癖はそう簡単には治らない。2018年4月、イースタン・リーグの日本ハム戦に先発登板予定だった相内は、運転中の車がガードレールに衝突。再び球団から数試合の出場停止と1年間の運転禁止処分を受けることになる。

 そして極め付きが、2020年4月の不祥事だった。

「当時、球団は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、チーム関係者全員に不要不急の外出禁止を指示していたのですが、相内はチームメイトの佐藤龍世が運転する車で千葉県内のゴルフ場に出かけ、首都高の山手トンネル内で法定速度(時速60キロ)を89キロも超過する149キロで走行した。これが道路交通法違反に問われ、2人には球団から無期限の対外試合出場禁止およびユニフォーム着用禁止処分が下されることになりました」(スポーツ紙デスク)

 9月に開かれた初公判では、佐藤が「同乗していた先輩の相内さんの指示に従った」と証言すると、相内は自身のInstagramに真っ暗な背景で〈あきれる。〉と投稿。この発言を受けて、SNS上には〈それ誰に対して?自分?佐藤?それとも世間?〉〈あきれるのはこっちだよ〉といった厳しいコメントが続出する。

 11月に戦力外通告を受けた相内は、現役引退を発表。現在は格闘家兼ユーチューバーとして活動している。比類なき可能性を秘めながら、その素行の悪さで球界を追われた問題児は、新たな人生での成功者となるか。

(山川敦司)

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