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中日ドラゴンズが夏を制する「高橋宏斗と細川成也の相性」「ドーム球場での試合数」強力な理由

 これぞエースと4番の相乗効果だった。中日の先発投手・高橋宏斗が8月6日のDeNA戦で今季9勝目(1敗)を挙げた。7回を投げて1失点。連続無失点記録が33回1/3も続いていたせいか、「この日は本調子ではなかったみたい」との声が試合後に聞かれたほどだ。

 これで高橋は規定投球回数に達し、防御率0.54は12球団トップに。勝利数もリーグトップと1差で、勝率と奪三振数のタイトルともども、視野に入ってきた。

 実は高橋が登板する日、打線には「変化」が現れることがわかった。4番の細川成也がよく打つのだ。高橋登板日の細川の打率は3割2分7厘に達し、4本塁打で14打点。

 確かにこの日の細川は、いつもとは違った。二死一塁で回ってきた最初の打席では変化球にタイミングを外されたが、泳ぎながらも左手一本で、左翼スタンドまで運んでみせた。

 3回の打席でも変化球をバットの先に当てるだけだったが、センター前へのタイムリーヒットとなっている。

 高橋が投げる日にどうして打てるのかと聞かれたら、ハッキリとは答えられないだろう。巡り合わせ、相性みたいなものかもしれない。エースが好投して4番が打てば、チームはおのずと勢いづくものだ。

 中日は8月の27試合中、14試合がドーム球場。これに対し、DeNAがドーム球場で行う8月中の試合数は、わずか4だ。

 また、試合後の高橋が語っていたが、2軍落ちを経験した中日選手にとって、1軍と2軍の試合には雲泥の差があるという。高橋も序盤戦は2軍で調整する期間があった。炎天下で空調設備も整っていない2軍施設にいると、1軍のバンテリンドームは快適で、むしろ寒いくらいに感じるそうだ。

 8月はこれから、中日が上位チームを苦しめることになるかもしれない。もしかするとAクラス浮上というのも…。

(飯山満/スポーツライター)

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