今年の風邪はのどにくる──。国立感染症研究所の感染症疫学センターによれば、今年の風邪は呼吸器系の風邪症状を起こす、主に3種類の感染症の流行が過去10年で最高水準になっていると報告した。
この症状でつらいのが“咳喘息”。いわゆる「大人が感染しやすい風邪の症状」の一種で、高熱が出ないことから仕事を休まず日常生活を送れるかと思いきや、あまりの咳のひどさに周囲から迷惑がられる人も多いとか。そこで、職場でもできる“つらい咳を緩和する3つの方法”を紹介しよう。
■首回りを温める
首には、体の免疫を司る大切なツボがいくつもある。中でも鎖骨の間にある、天突(てんとつ)は咳に対し即効性があるといわれるツボ。ハイネックやスヌードをファッションに取り入れて、冷やさないことが大切だ。
■ハチミツ紅茶、梅干し入り番茶を飲む
咳をするとのどが乾燥し、さらに咳が酷くなる。そのためには水分を摂ることが大切。特に温かい飲み物をゆっくり飲むと、体も温まるし蒸気によって加湿効果も。できれば抗酸化、抗菌作用のあるハチミツを温かい紅茶に入れたり、梅干しを入れた番茶なども効果が期待できる。
■パイナップルジュースを飲む
慢性気管支炎等の治療薬にも使われる“ブロメライン”が含まれるパイナップルがお勧め。生のものを食すのが望ましいが、コンビニでも入手可能なものとして、加熱処理されていないジュースでもOKだ。ハチミツ紅茶やパイナップルジュースならコンビニでも購入できるので、職場で咳がひどくなってきたと思ったら、応急処置のつもりでお試しあれ。もちろん、その後の通院、日々の基本である手洗い、うがいは忘れずに。