スポーツ

ドン底の最下位なのに観客動員数が増えた西武ライオンズの「カラクリ」あの手この手

 パ・リーグ最下位を独走する西武の観客動員数が増加していることが分かった。今季は8月4日に本拠地ベルーナドームで行われた楽天戦で2万2927人を記録し、2022年から3年連続で100万人に到達。ここまでの1試合平均は2万830人で、昨年の2万40人よりもわずかながら増加に転じているのである。

 首位のオリックスから22.5ゲームも開く5位に沈んだ昨年に比べ、今季はさらにその下をいく、ぶっちぎりの最下位。不甲斐ない成績を考えれば、思った以上にファンが球場に足を運んでいるといえるのではないだろうか。

 前半戦はかなりの確率で閑古鳥が鳴いていたベルーナドームだが、7月に入り、徐々に数字を伸ばすと、8月20日には2万7182人を記録。さらに8月には夏休みに入ったこともあり、連日の2万人超えが続く。強ければ必ずしも観客が増えるわけではないが、現在のチーム状況を考えると、足繁く球場に足を運ぶファンには頭が下がるばかりだろう。

 もっとも、ここにきて急に動員数を増やしたのには、ちょっとした「カラクリ」があった。

 西武ではパートナー都市として認定した市町村のファンに、大量の無料券を配。他にも一部のスマホアプリと提携し、無料チケットを配布している。さらには金券ショップで大幅ディスカウントされたチケットが大量に売られているため、「ちょっと行ってみるか」という人は少なくない。これらが夏休みに集中して球場に訪れているのではないか、というのだ。

 あるいは7、8月の平日はファンクラブのポイントでチケットを半額購入できたのも、観客数増に大きく寄与していることだろう。

 ナイターといえばビールだが、ベルーナドームでは当初4試合で予定していた「生ビールワンコインデー」をさらに4試合追加。通常800円で販売している生ビールが500円で飲めるとあって、酒好きのファンがこぞって来場しているという。

 どうやら今年はあまりにもチームの成績が振るわず、球団があの手この手で様々なキャンペーンを実施しているというのが、観客動員数増の真相のようだ。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「アナタは大谷翔平じゃない」鈴木誠也のカブス終戦〝監督が罵倒〟の盗塁死は「高校野球でも懲罰もの」
2
堀内恒夫委員長の発言が…巨人・菅野智之が15勝しても沢村賞「該当者なし」になる「ある条件」
3
「ZIP!」も「ウイニング競馬」も長期欠席…ジャングルポケット・斉藤慎二に「不穏な理由」
4
「ミヤネ屋」宮根誠司が女子アナとゲストを困らせた「ニュースが理解できない」事件
5
江本孟紀が断言!阪神・佐藤輝明の赤っ恥「ヘディング失策」は「スーパースターになるチャンスだ」