中日のダヤン・ビシエド内野手が今シーズン限りで退団し、他球団に移籍する意思を示して関係者を慌てさせている。
今シーズンは1軍出場がわずか15試合で打率2割9厘、1本塁打、2打点と寂しい数字が並んでいるビシエド。
立浪和義監督は中田翔を獲得し、一塁手として起用。ビシエドは行き場をなくす形になった。今シーズンが来日9年目で、3年契約の最終年。すでに日本人扱いの選手になっている。そのため、他球団への移籍に際しては外国人枠を使う必要がなく、動きやすいのだ。
ビシエドは地元メディアに「もっと試合に出たい」と訴えたが、実は「カットされた部分」があったという。球団関係者が明かす。
「家族を含めて名古屋好きを公言していたわけですが、立浪監督を批判するような発言があったとの話が、担当メディアの間で流れている。これがもし事実で、立浪監督の耳に入るようなら、ただごとでは済まない。たちまち内紛が起こってしまうのではないかと、気をもむ関係者は多い」
とにもかくにも、もはや中日を出ることは確実視されるが、獲得先はあるのか。セ・リーグ球団幹部は、
「一塁、指名打者と出場機会が得られやすそうなパ・リーグ球団への移籍が有力でしょう。ただ、速球への対応がどこまで可能か。この部分の判断は割れそう」
吉報は届くのだろうか。