球団史上初の3年連続最下位だけは避けたい中日ドラゴンズが、ヤクルトとの低レベルなドン底抜け出し争いに奮闘中だ。
中日は春先に貯金6をマークしたものの、その後はズルズルと負けが込み、夏場には最下位に転落。そこから5位に「巻き返した」が、ここからの1勝1勝は大きな意味を持ってくるだろう。
今季中日のチーム打率はここまで12球団中8位、9位あたりをウロウロ。現役ドラフトでDeNAから移籍した4番・細川成也とカリステが打線を引っ張っているが、あと1枚が足りない。
そんな中、一部のファンからは「ドラゴンズに大谷翔平が加入していたら優勝できる」と冗談めかす声が上がり、議論が巻き起こっている。
プロ野球ファンの間ではこれまでにも「今の大谷なら、日本球界でどのくらいの数字を残せるか」という話題がたびたび上がっており、2013年にヤクルトのバレンティンが記録した「60本塁打」を超えるのは確実視されている。
確かに大谷が中日に加入すれば大きな戦力になるが、はたして本当に優勝することができるのか。実はChatGPTがその答えを知っていた。
検証結果を見ると、大谷が1塁手で出場した場合、「大谷の強打力と出塁率は、中日が抱える得点力不足を解消し、勝ち星が増える要因になる」のだという。その上で「大谷がシーズンを通して10勝から15勝分の貢献をする。中日は少なくとも4位、または3位争いに加わっていた可能性が高い」と予想しているのだ。
別の検証結果では、大谷は広いバンテリンドームを苦にせず、50~55本塁打、100~110打点をマークし、セ・リーグMVP級の活躍が見込まれるというのだ。
今や中日ファンの間では、立浪和義監督が続投するかしないか最大の問題であり、ペナントレースの関心はすでに来季へと向けられている。机上の空論で夢を見るのは悪くはないが、あまりにも現実味のない話を持ち出して現実逃避したくなるほどだとは…。
(ケン高田)