バス旅ファン待望の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」が、ついに10月12日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送される。
田中要次と羽田圭介の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」が終了し、現在行われている「バス乗り継ぎ旅」はこの「バス旅W」だけとあって、ファンの期待は大きくなる一方なのだが、実は問題点が指摘されている。それはメンバー選考だ。
今回のメンバーは、元スピードスケート選手の高木菜那と元体操選手の村上茉愛、元BiSHのハシヤスメ・アツコ。前回から引き続き出演するのは高木だけで、村上とハシヤスメ・アツコは新顔だ。これまでは3人のうちの1人だけが変更されてきたが、今回は一気に2人も新しくなる。
これはバス旅にとってよくないことだと語るのは、テレビ誌記者である。
「初代が太川陽介と蛭子能収、2代目が田中と羽田と、コンビが決まっていました。固定されることで、彼らが旅人として成長していく過程や、コンビが成熟していく姿が見られ、それが面白さにつながっていたのです。メンバーを変えることで毎回フレッシュな印象を与えようというのか、それとも正規メンバーを探すためのテスト期間なのかはわかりませんが、迷走している感が否めません」
その混迷を表すかのように、番組公式サイトで公開された予告動画のワンシーンが「あざとい」との声が出ている。それは県境を越えて次の県に入った瞬間、3人が「入った~」と喜びの声を上げるシーンだ。
「次の県に入ったのではなく、何かこう、別のものが『挿入』されたのではないかと勘違いしてしまうシーンです。それを狙っているように感じました」(前出・テレビ誌記者)
女性を武器に視聴者を引きつけようとするのではなく、正攻法で視聴率を上げるのが理想だが…。
(鈴木誠)