2026年に放送されるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。豊臣秀吉の3歳下の弟で、秀吉の出世を支えた秀長の視点から、秀吉の天下統一までを描くという。
脚本は八津弘幸氏。これまでに「半沢直樹」「下町ロケット」(TBS系)やNHK連続テレビ小説「おちょやん」、今年公開された映画「赤羽骨子のボディガード」など数多くのドラマと映画作品の脚本を手がけている。
主人公・秀長役の仲野太賀の脇を固める追加キャスト4人が発表され、その顔ぶれにドラマファンが沸き立っている。
まずは秀長をめぐる女性たち。秀長の正室・慶(ちか)/智雲院は吉岡里帆。秀長の初恋の相手だという直(なお)は、永野芽郁が演じる。
さらに秀長の兄・秀吉は池松壮亮。その正室・ねね役には、浜辺美波が抜擢された。ドラマライターが解説する。
「破天荒で強引な面があった秀吉が池松で、秀吉をサポートする秀長が仲野というのは、イメージ的には逆のような気がしますが、この配役にどんな意図があるのか興味深い。7月期のフジテレビ月9ドラマ『海のはじまり』では、古川琴音演じる南雲水季に心を寄せる同僚・津野晴明を好演して話題となった池松が、秀吉をどう演じるのか。そして池松の妻が浜辺というのも興味深い。というのも、この2人は2023年の映画『シン・仮面ライダー』で主人公・本郷猛/仮面ライダーと、ヒロイン・緑川ルリ子を演じた同士。さらに来年4月期の日本テレビのドラマで主演・ヒロインを演じる予定でしたが、つい先日、クランクイン直前になって制作中止が報道された因縁があります。そんなアクシデントがあったため、ファンはなおさら沸き立っているというわけです」
「豊臣兄弟!」のクランクインは来年6月に予定されている。池松と浜辺にとっても、ファンにとっても、日テレのドラマ中止のショックを癒やしてくれるようなビッグニュースになったのでは」(前出・ドラマライター)
もしも日テレのドラマが中止になっていなければ、映画⇒日テレドラマ⇒大河と続いた池松・浜辺の共演は、さらに大きな話題になったはず。
日テレとしては「逃した魚は大きい」と地団駄を踏む出来事になってしまったのでは。
(石見剣)