物事の捉え方や言動は親からの影響をモロに受けやすいが、同様に親の性格がケチだと、やはり子供にも受け継がれてしまうようだ。
常軌を逸するほどの「どケチ」エピソードがある父を持つ岡田結実が「上田と女がDEEPに吠える夜」(日本テレビ系)で、とあるエピソードを語ったのだが…。
「〇〇キャンセル界隈」なる言葉を生み出すなど、令和に誕生した新人種をテーマにトークが展開されたのだが、自身の回りにいるスライサー(他人の貴重な時間やお金、好意を薄く削ってモヤモヤさせる人)について質問された岡田は「旅行先に化粧品を持ってこない子がいて…」と、自身の友達の話を始めた。
その友達は毎回のように岡田にマスカラを借りて、岡田はそれに応じていたのだが、新品のマスカラがその子が使うことですぐになくなってしまうことに気付いて以降、自分もマスカラを旅行先に持っていかないという手段に出た。
当然、自らがメイクする際にも困るわけだが、
「素まつ毛でいきます。向こうも素まつ毛でいかせて『目には目だ』と思って」
岡田はユニークな言い回しで、スタジオの笑いを誘ったのだった。これに番組MCの上田晋也は笑いながら「岡田さん、ケチなんだね」とズバリ指摘。大久保佳代子も「今のケチのエピソードだよ」と、友人のスライサーぶりよりも岡田のケチっぷりが際立つエピソードだと断言したのである。
なにしろ父親の岡田圭右(ますだおかだ)のドケチ行状は、とにかく強烈。娘の結実はケチに対する感覚が鈍っている可能性が高い。
例えば家族で食事に行った際、最初の1杯目だけは注文したドリンクでOKだが、2杯目からは無料の水を飲まなければいけない、という暗黙の家族ルールがあったという。
極め付きはガム。家で噛んでいたガムを外出の際に口から出すものの、それを捨てずに保管しておき、帰宅してからそれをまた噛むという、耳を疑うようなドケチっぷりを、元妻の岡田祐佳に暴露されている。そうした環境で育ったのが結実なのだ。
父親の圭右は芸能界の不安定さを考えて「ちゃんと貯金をしろ」と、耳にタコができるほど言い聞かせていた、とも…。
マスカラ問題はどっちもどっちだが、血は争えないということが改めて身に染みたエピソードトークなのであった。
(本多ヒロシ)