元AKB48でタレント・実業家の小嶋陽菜に路上で抱き付いて押し倒したとして、警視庁渋谷署が10月29日までに暴行容疑で、外国籍の40代とみられる男を現行犯逮捕した。
男は10月28日午後9時頃、東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」で開かれた小嶋の写真集発売記念イベント終了後に「襲撃」。イベントを終えて車に乗り込むため、小嶋が会場の外に出たところ、ファンとみられる容疑者の男に突然、後ろから抱きつかれたという。そのまま路上に押し倒されたため、110番通報となった。
小嶋の事務所スタッフが男を取り押さえて現行犯逮捕。小嶋にケガはなかった。男は抱き付いたことを認め、「暴行を加えるつもりはなかった」と供述しているというが、ファンであるならばありえない、まさかの暴挙だった。
現場は夜でもかなり人通りが多く、事務所スタッフでなくとも、誰かに取り押さえられていたはずだ。日本人ならばまず、こんな行為をすることはなかろうが、容疑者は外国籍。出て来た小嶋を見て、何も考えずに体が動いてしまったのではないか。
小嶋は9年ぶりの写真集「かもしれない」(宝島社刊)の発売記念イベントを開催したのだが、発売前から大きな反響があり、重版が決定。この日の参加チケットは、抽選倍率が10倍を超える人気ぶりだった。
「こういったイベントはAKB48を卒業して以来なかったので、10年以上応援してくれている方に再会できたり、小学生から応援してくれている方が大人になっていたり、遠方から来てくださったり、私自身もうれしくて、すごく楽しめました!」
そうコメントした小嶋は、実業家としては2020年にライフスタイルブランド「Her lip to」の運営会社「株式会社heart relation」を創業。ビジネスは順調だったが、今年8月に同社の株式の51%を16億9200万円で他社に売却することが発表された。おそらく悠々自適な生活を楽しんでいるはずだが、その最中に事件は起きた。芸能記者が言う。
「考えられるのは、これまで小嶋の推し活にかなりの金額を注ぎ込んでしまったための、逆恨みみたいなものではないでしょうか。アイドル事件の犯行動機としては、ほぼそれ以外に考えられない」
詳しい解明が待たれる。
(高木光一)