女優・片岡凜の演技力の高さと可憐なビジュアルが今、急速にアツさを増している。放送中のドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)にゲスト出演すると、妖しげな人形屋敷に住む、まるで日本人形のような見た目の娘・品子を「表情と声」で、巧みに演じたのだ。片岡は次回11月4日の放送にも登場するという。
そもそも片岡は、高校生だった2021年4月に開設したTikTokが注目され、同年12月に戸田恵梨香や有村架純、吉岡里帆、そして「嘘解きレトリック」に出演する松本穂香らが所属する芸能事務所フラームにスカウトされて芸能界入り。
高校を卒業した翌2022年の7月期ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(TBS系)で女優デビューした。10月期ドラマの「ボーイフレンド降臨」(テレビ朝日系)では、早くも連ドラのレギュラー出演を果たす。
その名を一躍、有名にしたのは、今年4月期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」だ。主人公の佐田寅子(伊藤沙莉)が赴任先の新潟で知り合った女学生(森口美佐江)役で、
「赤いビーズの腕飾りを贈って他者を取り込もうとする演技には、ゾゾゾッとさせられました。デビューからわずか2年、まだ20歳の女優がこれだけ視聴者の心をざわつかせる演技をするとは」(ドラマ評論家)
そんな片岡が今期、レギュラー出演する連ドラがもう一本ある。TBS「日曜劇場」枠で放送されている「海に眠るダイヤモンド」だ。これは長崎の端島(軍艦島)を描く現代パートで、
「10月20日の初回放送には登場していませんが、いつどのような形で物語に絡んでくるのか、楽しみです」(前出・ドラマ評論家)
今秋の月9と日曜劇場への初出演を同時に果たした最旬女優から、目が離せないのである。
(石見剣)