シリーズ第1戦、第2戦で2連敗を喫して福岡へと乗り込んだDeNAに、衝撃の事実が発覚した。いったい何があったのか、テレビ局スタッフが詳報する。
「2年に一度あるソフトバンクとの敵地交流戦は、繁華街の天神にある老舗高級ホテルが定宿になっています。歓楽街の中洲、赤坂、春吉などに出向きやすい場所のため、選手たちはいつも大喜びで遠征を楽しみにしていました」
ところが今回の日本シリーズでDeNAが宿舎に選んだのは、みずほペイペイドームに隣接する外資系高級ホテルだった。
「食事、部屋は選手たちも満足していますが、どこへ出かけるにもタクシー移動が必須。しかも片道3000円以上かかるので、1人で気安く出にくいのです。近くにコンビニエンスストアもないので、困っていました」
不便な一方で、恩恵にもあずかった。
「ホテルからは地下の関係者専用通路を歩くことができるため、自室からジャージ姿で移動することが可能。横浜スタジアムでの試合よりも、選手はリラックスした表情でしたね」
目の前の試合をどうしても取りにいくための秘策だったのだろうが、結果的には正しい選択だったと言える。