奥寺康彦や三浦知良、中田英寿など、日本サッカー界は多くのスターを生み出してきた。その中でもトップクラスの選手といえば、ヤンマーディーゼルに所属した釜本邦茂だ。日本代表として76試合に出場し、75得点と、1試合でほぼ1点という得点率の高さを誇る。もちろん日本代表得点ランキングのトップであり、2位の三浦知良(55得点)に20ゴールも差をつけている。
そんな釜本氏のコワモテ素顔を、元日本代表の福田正博氏と前園真聖氏が暴露した。2人は前園氏のYouTubeチャンネルで「歴代ストライカーベスト5」を議論。国籍は問わず、Jリーグでプレーしたことがある選手の中から、最強のストライターを選ぶことになった。
ラモン・ディアスやサルヴァトーレ・スキラッチ、中山雅史が選ばれ、続いて前園氏が釜本を挙げると、福田氏がすぐに
「出た、忖度! 我々、仕事で釜本さんの名前を出さないと、怒られるからね。テレビで怒るからね」
しかし、忖度しなくてもベスト5にふさわしい選手であると、福田氏は絶賛するのだ。
「現役時代を見ていないから言いづらいんだけど、すごいのはすごいんだよ。典型的なストライカーだよね。だって、自分で言ってるから。『守備は別に。点を取ればいいんでしょ。俺がいることで相手が攻撃に出られないから、それが守備』という、俺は好きなタイプのストライカー」
後輩を恫喝するぐらい強気でないと、あそこまでのストライカーにはなれないのかもしれない。
(鈴木誠)