ボクシングWB0世界バンタム級王者・武居由樹と、「神童」の異名を持つ那須川天心の「元K-1ファイター対決」は、意外に早く実現するかもしれない。
武居のトレーナーを務める元世界3階級制覇王者の八重樫東氏が、ボクシング通で知られる千原ジュニアのYouTubeチャンネル〈千原ジュニアYouTube〉で明かしたのは…。
千原「(武居が)いつか勝ち続けて、そこに天心選手が上って…どうなんでしょうね。あと何試合目くらいで…」
八重樫「早くしないと、2人もどっかで負けるんじゃないかなって。いい時にやらせてあげたいですよ」
千原「もしかしたら来年、それこそ来年の年末とか」
八重樫「そうですね。お互いの立ち位置になって、いちばんいい状態でやるのが本当はベストで。メイウェザーとパッキャオだって、いい時期にやってればもっと凄かったのに、ああいうふうにしたくないなっていうのは…」
八重樫氏が挙げたのは、無敗の世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)と、世界6階級王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が拳を交えた、2015年5月2日の試合だ。
当時、メイウェザーはWBA・WBC世界ウェルター王者、パッキャオはWBO同級王座のベルトを懸けて対決し、3-0の判定でメイウェザーが勝利した。生涯50戦無敗のメイウェザーにとって、この試合は38歳で迎えた48戦目。36歳のパッキャオも65戦目にあたり、両者ともに明らかにピークを過ぎていた。
来年末を想定すれば、武居は29歳、那須川は27歳。全盛期での激突を期待したい。それまでに、どちらもしくじらないよう…。
(所ひで/ユーチューブライター)