「今後は野球の道ではなく、新たな目標を持ち、社会に出る準備をする」
慶応大学の清原正吾が11月25日に自身のインスタグラムで、野球人生を終了させると報告した。
清原和博氏の長男という抜群の注目度で、小学校3年から軟式野球チームに所属。しかし、その父の薬物事件により、中高はバレー部、アメフト部へと進路を変える。そして大学生になって、小学校以来の野球に挑戦するという異色の経歴だった。
それでも、今春から慶応大の4番に座り、秋季リーグでは3本塁打を放つ。今年9月にプロ志望届を提出し、プロ野球入りを目指した。上位指名は難しくとも、下位あるいは育成で指名される可能性はあるのでは…と予想されていた。しかし10月24日のドラフト会議では、12球団が指名スルーとなったのである。
「確かに偉大な父の七光りはあるもの。知名度だけならどの球団にとっても魅力的な存在でした。しかしそれを加味しても、プロ入りするには実績、実力が足りないという判断で、指名は見送られました。ただ、硬式野球は大学からの挑戦。短期間でここまで急成長しただけに伸びシロは大きく、社会人などで鍛えてからプロ入りを目指す手はありました」(スポーツ紙デスク)
ドラフト会議後には2軍参入球団のオイシックスのほか、独立リーグ9球団から「指名」が殺到。それでも清原は野球を捨てる決断を下した。
など様々な声が上がっていた。アマチュア野球ライターが、進路を予想する。
「実はドラフト以前からオンライン面談など、一般企業への就活もしていたようです。今年の夏、和博氏が出演する配信ドキュメンタリーの撮影現場に同行し、親子ツーショットをインスタグラムで公開しています。母・亜希さんのモデル仕事現場にも同行し、芸能人などと交流。煌びやかな芸能界への憧れを口にしています。七光りを最大限に有効活用しての就活の可能性は高いですね」
バットを置いても、清原Jr.の注目度は上がる一方だ。