「大谷効果」をどこまでもしゃぶり尽くしたい、ということなのか。テレビ朝日が11月28日に放送した「徹子の部屋 祝!大谷翔平世界一 徹子さんに教えたい大谷のすごいところSP」のことだ。在京テレビキー局関係者が語る。
「この番組は過去、大谷翔平が日本ハム在籍中に出演したシーンを、日本ハムと侍ジャパンで監督と選手の間柄だった栗山英樹氏と黒柳徹子が、映像を見ながら秘話を語るというもの。関東地区の平均視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ)と、それなりに数字を獲得できだと思います」
特に目新しい映像はなく、あくまで恩師である栗山氏による大谷夫妻のエピソード勝負だったのだが、
「そんな内容で栗山氏が『飯のタネ』である大谷夫妻を悪く言うわけでもなく、かといって水原一平元通訳を語るでもない。当たり障りのない内容に終始していました。ただ、この内容でも視聴率を取ってしまうから厄介。この前、フジテレビがワールドシリーズの生中継と再放送を連日やってNPBと大モメしたのは記憶に新しいですが、そんなリスクを背負わなくても、再放送と識者だけで成立してしまうのですから、テレ朝はしてやったりでしょう」(前出・在京テレビキー局関係者)
うんざりしている人も多い「大谷フィーバー」は、まだ健在のようだ。