米メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平が、来年春に予定されている日本での開幕戦で投打の二刀流での復活が見送られることが決定的となった。
12月4日に都内でデーブ・ロバーツ監督が会見し、そこで語ったもので、
「そうなることは難しい。(シーズン終盤の)10月から逆算して投げさせることになる」
と否定的なコメントを発したのだった。メジャー関係者もこれに頷く。
「病み上がりな上、今やドジャースの看板選手の大谷が欠場、戦線離脱というのは、戦力的にも興行的にも絶対に許されないこと。決して無理させることなく、大谷の意見を最大限に尊重させることになる。下手をすれば、夏手前までかかることだって考えられる」
アテが外れてガックリなのは、日本開幕戦で華々しく「二刀流復活」と銘打ってビジネスを展開しようとしていた面々である。広告代理店関係者が言う。
「日本開幕戦に合わせてスポンサーのキャンペーンを打とうと準備しているのですが、トーンダウンに拍車がかかりそうで心配です。ロバーツ監督も今はっきり言わなくてもよかったのに」
その会見では、
「選手それぞれ、ひとりひとり違う。それぞれのポテンシャルを最大化することが私の仕事」
と力強く語ったロバーツ監督だったが、
「せめてリップサービスしてくれよ」
と、関係者からは嘆き節が漏れてくるのだった。