社会

皇族キャンパスライフ先取り…筑波大学に合格した悠仁親王の「親離れ」はこうして加速する

 卒業先の進路が注目されていた秋篠宮家の長男、悠仁さまの進学先が決まった。

 現在、筑波大学附属高校3年の悠仁親王は、11月28日と29日に実施された同大学の生命環境学群生物学類(茨城県つくば市)の学校推薦型選抜試験を受験。書類審査や小論文試験、個人面接を経て、12月11日に合格が発表された。

 今年8月の「第27回国際昆虫学会議」で発表したトンボ論文で、東京大学が2016年度から始めた「アドミッションオフィス推薦入試」に臨まれるのではないかとの憶測があったが、反対署名運動が起こるなど、国民から反発の声が上がっていた。

 筑波大学附属高の校長の采配で決まる学校推薦合格で、そうした批判は回避できる。合格発表後、筑波大学の学生たちが悠仁さまを歓迎する動画をSNSにアップしているのもいい感じだ。

 悠仁さまは動植物や化石、天体、気象、地理ら森羅万象を総合的に研究する「自然誌(ナチュラルヒストリー)」に興味があるそうで、合格した生命環境学群には「トンボ研究室」もある。筑波山や霞ヶ浦に近い自然豊かなキャンパスはむしろ、東京大学や学習院大学とは比較にならない、最高の学習環境だ。

 都内から筑波大学に向かうにはJR東京駅から直通バス(65分)、秋葉原駅からつくばエクスプレス(45分)を利用するが、悠仁親王が毎朝、警備車両を引き連れて埼玉、千葉、茨城の3つの県境をまたぎ、圏央道を登校するのは警備上、現実的ではない。となると、来春からは秋篠宮夫妻の元を離れ、悠仁さまのひとり暮らしライフが始まる。これが悠仁さまの「親離れ」を加速させそうなのだ。

 筑波大学は筑波研究学園都市の中にあり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターのほか、トンボ論文で指導を仰いだ国立科学研究所附属施設など、研究・教育機関、民間研究所、省庁が集まっている。利根川を隔てた千葉県柏市には日本で唯一、世界トップ25の名門校に選ばれた、イギリスのパブリックスクール、ラグビースクール日本校がある。

 富裕層や研究者が多く住まう高級分譲マンションもあるが、筑波学園都市の国家公務員官舎はつくば市市街地再生事業にともない、順次売却が決まっている。悠仁さまやお付きの宮内庁職員は、これら国家公務員官舎を利用するとみられる。

 広大なキャンパスの移動は、主に自転車。学生向けの安くてレベルの高い定食屋が多く、悠仁さまも自転車で足を伸ばし、庶民的なランチを召し上がることになるのだろう。自転車を飲酒運転するわけにいかないので、飲み会は地元の激安スーパー「カスミ」「まるも」や「ロピア」「イオン」などで酒とツマミを買い、誰かの家で泊まり込みになるかもしれない。

 両親の秋篠宮夫妻は、黒田清子さんの夫・慶樹さんら友人と学習院大学近くで飲んでいる際も皇宮警察や記者に追いかけ回されたが、悠仁さまはそうしたパパラッチや衆人環視を気にすることなく、自宅や友人宅で夜通し飲み明かすことも可能だ。

 いずれ公務に追われる立場の悠仁さまにとって、かけがえのない学生生活となるだろう。

(那須優子)

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