ジャニーズで音痴の代名詞といえば、SMAPの中居正広。その中居が、音痴どころかまったく歌っていなかったことを白状し、共演者を驚かせた。2月25日に放送された「1億人の大質問!?笑ってコラえて!2時間スペシャル!!」(日本テレビ系)でのことだ。
同番組で中居は、SMAPのメンバーに謝っておきたいこととして、「5人で歌っているところ、俺、歌っていないです!」と告白。それに加えて、「もうココ5年くらいは口も動いてません!」とまで白状したのだ。それはもう清々しいほどのカミングアウトであった。
「たしかにSMAPのライブ映像を見ると、5人が一緒に歌っている場面では、中居くんだけ口からマイクを離すタイミングが早すぎることがあります。また、他のメンバーはしょっちゅうアップで抜かれるのに、中居くんはソロで歌っている時にしかアップにならないんです」(芸能ライター)
どうやら本人の告白はガチのようだが、実際のところ中居はどれくらい音痴なのだろうか。ジャニーズに入る時、歌唱テストがあってもよさそうなものだが‥‥。
「中居くんはそもそもオーディションすら受けていないんです。履歴書を送った約1年後に呼び出され、すぐにダンスレッスンを受けさせられています。履歴書の写真が良かったため“顔パス”だったとか。ほかにも、松本潤や滝沢秀明、Kinki Kidsの2人など、オーディションを受けていないメンバーは少なからずいます」(ジャニーズに詳しいライター)
どうやら中居の場合、歌の上手い下手はそもそも問われていないようだ。とはいえ、音楽センスがまったくないわけでもない。SMAPのアルバムでは「N.マッピー」の名義で作詞や作曲も担当。譜面は読めないながら、鼻歌を録音してアレンジしてもらっているとのことで、音感は悪くなさそうだが。
「彼の特徴は、司会業で発揮される落語家のようなしゃがれ声。倍音成分が多いので声が通りやすく、相手に聞こえやすいというメリットがあります。一方でこの手の声の人は音域が狭いことが多く、小さく発声すると声がかすれてしまいます。だから音感とは関係なく、歌うことに向いていないんですね」(音楽関係者)
そう言われると、たしかに中居の声は聞き心地がいい。ジャニーズでは関ジャニ∞の村上信五も、「月曜から夜ふかし」(日本テレビ)のMCで伝わりのいい声を聞かせている。その村上もまた、関ジャニで“最も歌の下手なメンバー”として知られている。
そしてもう一人、音痴で有名になってきているのが、Kis-My-Ft2の横尾渉だ。なにしろ横尾は、当の中居から「お前は俺より下手だから」と言われたほどの筋金入り。
中居はそんな横尾が所属する派生ユニット「舞祭組」をプロデュースし、自ら楽曲も提供。この3月には3枚目のシングルもリリースされる。これまでの2曲は、いずれも歌唱力がほとんど気にならないようなメロディばかり。それは自分と似たタイプの後輩への配慮なのかもしれない。