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村上宗隆メジャー移籍後の後釜候補に浮上したモイセエフ・ニキータ「高卒ルーキーとは思えないスイング」

 極寒のプロ野球春季キャンプが続く宮崎。ヤクルトの2軍が拠点にしている西都市の2月4日の最高気温は6℃で、最低気温はマイナス2℃と、異例の天候不順に見舞われた。地元の観光協会関係者が解説する。

「2月2日頃から冬型の強い気圧配置が続いて、気温が低くなっています。そればかりか、強風の影響でより体感温度は下がっています。この日は山沿いから流れてくる風に乗って、雪がチラつく場面もありました」

 ヤクルトナインも、寒さに震えながら練習に励んでいた。昨年12月に右肘を手術して、2軍キャンプで調整していた村上宗隆も苦しんだひとりだ。午後の特守を受けながら「風が冷てぇ…」と言わずにはいられなかった。

 そんな中、上着もなしにユニフォーム姿でメイングラウンドと室内練習場を移動していたのは、新人のモイセエフ・ニキータだった。ロシア人の両親を持つだけに、寒さに耐性があるのだろうか。本人に聞いてみると、

「めちゃくちゃ寒いです。宮崎がこんなに寒いとは思いませんでした。普通に寒いのは苦手なんです。そもそも愛知生まれの愛知育ちで、ロシアには1歳の時に一度行ったきりで、記憶にもありません。普段は手袋などの寒さ対策をしています」

 単に練習後だから何も羽織っていなかっただけのようだ。もっとも練習中には、高卒ルーキーとは思えない快音を響かせていた。池山隆寛2軍監督も太鼓判を押す。

「3年春の甲子園でも『低反発バット』で第1号を打ったでしょ。思いっきりのいいスイングで遠くに飛ばす能力に、我々も期待しているんです」

 今オフにメジャー移籍を示唆している大砲の後釜候補。寒さに負けず、初めてのキャンプを完走してほしい。

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