今年こそは、ライオンズの助っ人が大当たりかもしれない。2月17日、西武は春季キャンプのメニューとして、紅白戦を実施。2人の新外国人選手が快音を響かせた。
1人目は茶髪ヘアのタイラー・ネビン。1打席目にボー・タカハシの快速球が頭を直撃するアクシデントに見舞われるも、2打席目に下手投げの與座海人からレフトフェンス直撃の2塁打を放った。スポーツ紙デスクが解説する。
「死球を受けた打席では、人差し指を立ててボールのカウントとしてプレーを続行しようとしたファイトマン。さすがにトレーナーに説得され、一時的に『臨時代走』を送られました。メジャーとマイナーを行ったり来たりで、メジャー通算12発と実績に乏しいですが、外野のレギュラー候補として中軸を任される見込み。ちなみに父親は、ドジャースの大谷翔平がエンゼルス時代にチームを率いたフィル・ネビン氏です」
2人目は昨季までオリックスに在籍していたレアンドロ・セデーニョだ。2打席目に2年目右腕の上田大河から、レフトスタンドに超高弾道のアーチを描いた。
「プロ入り後、8年以上にわたってマイナーで過ごしていましたが、2022年にオリックスが育成契約で獲得しました。すぐさま日本球界に順応して、2023年5月に支配下契約を勝ち取っています。昨年はチームトップの15本塁打を記録した大砲候補。とにかくフレンドリーな性格で、よく選手の肩を揉んだり抱きついたりする光景が見られます」(前出・スポーツ紙デスク)
昨年はヘスス・アギーラ、フランチー・コルデロらの不発が響いて、ぶっちぎりの最下位に沈んだ西武。シーズン前の今は、今季外国人の「神引き」を多いに期待してよさそうだ。