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中島宏之とビシエドの現役続行のカギは「KBO」だった!新制度で「前例」を作った独立リーグ投手

 中日ドラゴンズを退団した大ベテラン中島宏之が自身のインスタグラムで、西武時代の同僚である松坂大輔氏とゴルフを楽しんだと報告した。中島は現役続行を希望し、トレーニングを積み重ねてきたが、今のところ獲得に向けて動いた球団はないようだ。

 同じく中日を退団したダヤン・ビシエドも、新天地を探している。韓国のチームが興味を示していると伝えられたが、まだ具体的な動きは見られない。

 韓国球界には「入団1年目の外国人選手の年俸は、上限100万ドル(約1億5000万円)」の規則がある。中日最終年の推定年俸が3億5000万円のビシエドからすれば、なかなか受け入れられないだろう。しかし中島も含め、現役続行のカギは「KBO=韓国プロ野球リーグ」になるかもしれない。

 KBOには「初年度年俸の上限」以外にも、外国人選手との契約に関する「特別ルール」がある。球界関係者が解説する。

「昨年から『代替外国人選手制度』なる新ルールが採用されたんです。KBOのルールでは、1球団が契約・出場登録できる外国人選手は3人まで。そのため、外国人選手がケガを負った場合、大きな痛手となります。それをカバーする目的で、外国人選手が負傷治療に6週間以上かかる場合、その間だけ他の外国人選手と契約できることになりました」

 昨夏、その第一号として契約したのが、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの白川恵翔投手だ。この新制度によってSSG、斗山の2球団を渡り歩いた。計57回1/3を投げ、4勝5敗の成績を残している。

「シーズン途中で確実に戦力になる外国人選手を見つけるのは大変なこと。そこで日本の独立リーグが注目されたんです」(前出・球界関係者)

 KBOのどこかのチームでまた緊急事態が起きた場合、実績十分の中島、ビシエドが候補になることは必至。錆び付いていないことをKBOで証明できれば、彼らが希望している日本球界への帰還を果たせるのではないだろうか。

 誰かのケガ待ちというのは、気持ちのいいものではない。しかし、トレーニングは続けておくべきだろう。

(飯山満/スポーツライター)

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