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巨人・田中将大はローテ6番手「サンデーマー君」に決めた阿部監督の「冷ややかな狙い」

 巨人・田中将大投手が、今季は「サンデーマー君」になることが内定した。オープン戦2度目の登板(3月2日、ヤクルト戦)で2回を2安打無失点という結果に、阿部慎之助監督が「(ローテーションの)6番目だと思う。入れているつもり」とし、開幕ローテ入りを事実上、勝ち取った形だ。

 このまま調整が順調に進めば、開幕シリーズでは第3戦(3月30日、ヤクルト戦)となる東京ドーム登板となり、以降も日曜日での先発が続くことになる。

 ローテ6番目の席=日曜日登板の構想は、巨人への移籍が決まった段階であったという。日曜登板とするのは、通常の日程であれば翌月曜日がオフのため、どんどんリリーフをつぎ込めるからだ。

 田中の最速球は2月24日の「デビュー戦」、そして2回目のヤクルト戦ともに145キロで、

「140キロ台後半まで出ないのは、当初から首脳陣には織り込み済みでした。その状態では二回り目で打たれる可能性が相当に高くなる。『サンデーマー君』は聞こえはいいですが、日曜日しかないという意味です」(スポーツ紙デスク)

 田中が24連勝という無双の活躍で、楽天が日本一になった2013年、勝負球のストレートは150キロ台後半だった。それが今や衰え、

「スプリットは武器ではありますが、オープン戦の2戦とも打たれている」(セ・リーグ球団スコアラー)

 中日からマルティネスが加入したことで、大勢を7回、8回から投入できるようになる。今季の巨人はあくまで、他球団をしのぐ豪華なリリーフ陣がいるからこそ、田中を日曜日に限って使うことができるというのだ。

「阿部監督は田中に全幅の信頼を寄せているわけではありません。たまたま今季の状況で、6番手の席を用意できたのです」(前出・スポーツ紙デスク)

「サンデーマー君」の地位は、ギリギリの一席だったのである。

(小田龍司)

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