心霊話は冬に聞いても、やはりコワかった。
お笑い芸人「エルフ」のはる、「11月のリサ」のまむ、「ジョックロック」のゆうじろー、ピン芸人の川村ノリトらによる恐怖の体験談が展開されたのは、3月17日放送の「やりすぎ都市伝説▼ニューオカルトオーダー不可思議実体験の刻」(テレビ東京系)でのことだ。視聴者を最も震え上がらせたのは、「鬼ヶ島」のアイアム和田だった。
それは「彼女を襲う者」。10年以上前に彼女ができた時のことだ。初めて彼女の家に行った時、全身に鳥肌が立ち、恐怖を感じたという。和田の回想はこうだ。
「それでも震災もあったりしたので、一緒に住もうかってなったんです。初めての夜からピンポーンて鳴るんだけど、行くと誰もいない。寝ようとすると、水道からジャーと水が出る。寝たら彼女が2時ぐらいに自分の首を絞めて叫んでいる。どうしたのかと聞いたら『知らない男の人が首を絞めてくる』と」
あまりに奇妙なことが続くため、2人は霊媒師に相談。すると向かいの部屋で男に裏切られた女性が自ら死を選び、地縛霊となって災いをもたらしている、と教えられる。対策としてもらったのは、小瓶に入った塩。もし霊が来たら、彼女ではなくこの塩に入り、塩が灰色になるという。和田は半信半疑だったが、小瓶を彼女の枕の下に置いた。再び和田の話。
「その夜、2時頃また彼女が叫び出して、瓶を見てみたら、真っ黒な水になっている。すぐに霊媒師に電話したら『危ないから部屋を出なさい』って言われた」
すぐに引っ越しするお金がなかったため、1カ月ほど漫画喫茶で生活し、引っ越し先では何も起きなくなった。和田が続ける。
「ちなみにその彼女と僕は結婚したんです。結婚式の1週間後に後輩芸人と不倫。でも彼女が悪いのではなくて、地縛霊のせいだと思っている」
和田の妻と「さらば青春の光」東ブクロの不倫スキャンダルは、周知の話。その裏に地縛霊がいたとは驚きだ。
(鈴木誠)