サッカー日本代表が3月20日に、大一番のバーレーン戦を迎える。この試合に勝てば他国の試合結果にかかわらず、日本史上最速でのW杯出場が決定。そうなれば今後の試合は負けても問題ないため、若手の発掘や育成、新戦力のテストに使えることになる。なんとしても勝って、出場を決めたいところだ。
しかし、元日本代表の城彰二氏は自身のYouTubeチャンネルで、残りの試合も勝ちにいくべきだと提言した。
「ポット1を取りにいくっていうことを、ね。これは海外でも驚きを与えている。海外メディアの人と話したんだけど、日本がポット1を取りにいくのは今まで聞いたことがない、と。森保監督の狙っているところがグッと上がっているのはいいことだと思う」
W杯グループリーグの組み合わせはFIFAランキングをもとにポット分けされ、強いチームが同じグループにならないようになっている。2026年のW杯はグループリーグが12組で、開催国のアメリカ、カナダ、メキシコはポット1に入ることが決まっており、残りは9カ国。日本は現在FIFAランキング15位であり、勝ちを重ねていけばポット1入りは夢ではないのだ。城氏は続けて、
「日本の力を考えた時に、今まではポット1を狙うということではなく、まず出場することだけというイメージだったけど、そうじゃない。今は先を見据えている。ただ、賛否はあって『そんなの無理だろ』という人はいる。でもわからない。目先の目標だけでなく、さらに上の目標があれば、チームはレベルアップするかもしれない。ポット1を目指すのは大賛成。ベスト8の壁、ベスト4に関しても、うまくいくんじゃないかな」
森保監督がどんな判断をするのか。まずはバーレーン戦に勝ってからだ。
(鈴木誠)