4年ぶりにV奪回を狙う巨人に新外国人のルーグネッド・オドーア外野手が加入する。
昨年はダルビッシュと同じパドレスでプレーして59試合に出場。打率2割3厘、4本塁打だったが、レンジャーズ時代(2014年~20年)にはシーズン30本塁打以上を3度記録。MLB通算成績は1154試合出場、打率2割3分、本塁打は178本という左の長距離砲だ。
そんなオドーアについて野球評論家の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで言及している。
オドーアについて高木氏は「強打者ってゴツくてどうのこうのって思うじゃない。動けるね、この選手は。足はよく動くし、わりと戦力になってくるのかなと感じるよね」と言い、続けて「ただ低めを打ったシーンだとかを見ていると、わりとボールを拾えてくるのかなと。わりと大きく振れるバッターなんだよね。逆に言えばカットボールで攻められたときにどうなのかな? そこらへんが心配だけども」と懸念される点を指摘。
またオドーアは本来、二塁手が専門だが巨人では外野手登録になったことについて「セカンドやってたら外野もできるかとは思うけども、普通にはできるかなとは思う」とした。
加えて昨年、巨人から移籍1年目のロッテで26本塁打を記録し、ホームラン王となったグレゴリー・ポランコ外野手を引き合いに出し、「ポランコよりは総合的には上かなと思う。長打という意味ではポランコのほうが一枚長けてるかもわからないけど、守備とか走塁とかいろんなことを考えると、オドーアのほうがいいのかなと感じる」と高く評価していた。
今年、創設90周年を迎える巨人。オドーアがV奪回へのカギになるかもしれない。
(鈴木十朗)