3月29日から始まるプロ野球開幕戦を前に、緊急事態発生だ。
ベネズエラ出身の新助っ人、ルーグネット・オドーアの電撃退団が3月26日に発表された。メジャー通算178本塁打を記録しながら、オープン戦では本塁打ナシと振るわず、打率1割7分6厘と低迷。2軍での調整を提案すると、これをオドーアが拒否し、あえなく退団の事態となったのだ。
電撃退団の報が入った同日公開のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉では、巨人OBの3氏が巨人の開幕スタメンを予想。高橋由伸氏、その高橋氏のもとでヘッドコーチを務めた村田真一氏、前・原辰徳監督のもとで投手総合コーチを務めた宮本和知氏が揃ってオドーアのライト起用を推していた。
さらには、昨シーズンで巨人のコーチを辞した元木大介氏も、3月25日更新の自身のYouTubeチャンネル〈元木大介チャンネル〉で、オドーアのライトスタメンを挙げていた。
ただ、これを前向きに捉えたのは、野球解説者の高木豊氏だ。26日公開の自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で言うには、
「オドーアの退団によって、チャンスが出てきたのが松原(聖弥)と梶谷(隆幸)。2人も(調整は)順調にきてるしね。梶谷は遅れてきてるけど、使われると結果はちゃんと出すし、代打も打つし、松原は守備とか(強い)肩とか使えるしね。退団してよかったはないけど、ひとつの悩みのタネが取れたかなって気はするね」
頭を抱える事態なのか、胸のつかえが取れたのか。阿部慎之助監督の心中や、いかに。
(所ひで/ユーチューブライター)