今、日本にもその存在が浸透し、人気を博しているギリシャヨーグルト。このヨーグルトがメタボ解消に効果大だというのだ。次々に登場するメタボ解消食品だが、はたしてこの一品のホンモノ度はどうか。
ギリシャヨーグルトは名前の通りギリシャ発祥の伝統的な食品。普通のヨーグルトとの違いは製造方法だ。一般的なヨーグルトは乳製品を温め発酵させるのみだが、ギリシャヨーグルトはさらに「水切り」という行程を経る。そのためクリームチーズのような濃密な食感で、すくったスプーンを逆さにしても落ちないほどなのだ。
愛用者はこう言う。
「まろやかな口当たりは、ティラミスのようなコクのあるデザートを食べているような感覚です」
しかし、ギリシャヨーグルトがすごいのはその成分と効果だ。通常のヨーグルトの約2倍ものたんぱく質が含まれており、ギリシャヨーグルト1カップ(100グラム)で、肉1食分に匹敵する。
埼玉県狭山市で料理教室を開いている管理栄養士の川田幸子さんが説明する。
「ギリシャヨーグルトにはカルシウムも豊富に含まれているほか、ビタミンB1、B2が含まれていて、脂肪の燃焼を助けてくれる。しかもたんぱく質を食事に常に取り入れることで、腹持ちもよくなり、余分な間食やドカ食いを防いでくれる効果もあります。ダイエットには非常に効果的です」
さらに効率よく摂るためには朝よりも夜に食べる方がいいそうだ。