俳優の萩原流行(62)が東京都杉並区の青梅街道をバイクで走行中に転倒、後続車に接触する事故で亡くなった。付近に住む住民の間では「あの事故の近くだ」との話題で持ち切りだという。事故現場の徒歩圏内に住む週刊誌記者が語る。
「萩原さんの事故を報じるテレビニュースの映像を見て、自宅のそばだとすぐわかりました。すると妻が、『これって田代まさしの事故の近くだよね』と言うのです。確かにその2カ所は1キロも離れていないんですよ。妙な符合を感じてぞっとしましたね」
田代まさしの事故とは2004年、同じ青梅街道のUターン禁止場所で田代がUターンしようとし、専門学校生が運転するバイクに接触したというもの。田代は当時、執行猶予中で、3カ月後には薬物の所持で現行犯逮捕。翌年には懲役3年6カ月の実刑判決が下っていた。
2人の事故現場が近いのはおそらく偶然に過ぎないだろう。田代は中野区、萩原は杉並区と事故現場の近くに住んでおり、とくに萩原の場合、ここ2年で起こした4回の事故はいずれも杉並区内でのことだった。とはいえ、2人の事故には共通点も見いだせそうだ。
「田代まさしは事故当時、睡眠薬を服用していたと語っています。会見でろれつが回らなかったのもその副作用だったそうで、これが事故を呼び込んだ可能性もありそうです。一方で萩原はうつ病を患っていることをテレビ番組で告白していました。あくまで可能性に過ぎませんが、抗うつ薬の副作用が事故の背景にあったのかもしれません」(前出・週刊誌記者)
ほとんどの抗うつ薬では添付文書に、「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させない」と明記されている。しかも萩原が事故を起こした午後6時過ぎには、現場周辺でゲリラ豪雨的な激しい雨が降っており、視界にもかなり影響していたはず。抗うつ薬に限らず、なんらかの薬を服用しての運転は避けるべき状況だったのだ。
ちなみに田代は2011年に2回目の実刑判決を受け、2014年に仮出所。今年3月には事故現場から1キロしか離れていない杉並区内のイベントスペースにて「田代まさしのごめんねトークライブ」を開催している。芸能界復帰は否定しているとのことだが、同トークライブでは6年ぶりとなる著書の発売イベントも実施。まさに命あっての物種なのかもしれない。